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【2020年度 最新版】障害者雇用における虐待の届け出は前年比12%減!最も多いのは経済的虐待

2020年8月28日に厚生労働省から、使用者による障害者虐待の状況等についてのレポートがリリースされました。

本記事では、障害者雇用における虐待の現状をまとめています。そもそも虐待とは何なのか、具体的な虐待のケースはどのようなものがあるのか、虐待が多い業種は何かなど多くのデータを掲載しています。是非、ご覧ください。

 

 

障害者雇用の虐待の通報・届出があった事業所数・障害者数はいずれも約1割減少!

2019年度の虐待の通報・届出件数は、2018年度に比べて減少しています。

障害者数は約10%減少の1,741人、事業所数は約12%減少の1,458事業所になりました。

厚生労働省”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”のデータに基づき株式会社JSHがグラフを作成

 

事業所数は2018年まで増加傾向だったものの、2019年に減少に転じました。

障害者数は2017年をピークに、その後減少傾向にあります。

 

上記のデータはあくまで通報・届出の数です。

実際に虐待と認められた数を見てみましょう。

 

厚生労働省”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”のデータに基づき株式会社JSHがグラフを作成

 

虐待と認められた数も、通報・届出と同様に減少しています。

事業者数は約1%で微減ではありますが、障害者数は2017年をピークに減少傾向にあります。

 

虐待の5つの定義と具体的なケース

障害者雇用における虐待は、障害者虐待防止法によって定義されており【身体的虐待・性的虐待・心理的虐待・放置等による虐待・経済的虐待】の全部で5つあります。

それぞれ解説します。

 

身体的虐待

障害者の身体へ暴行を加えたり、正当な理由なく身体を拘束したりすること

 

具体的なケース:

品質確認の作業ミスをした障害者に対して上司が注意したが、無視されたことから手をあげる暴行を複数回行った。

 

性的虐待

障害者にわいせつな行為をする/させること

 

具体的なケース:

障害者にわいせつな会話を何度もし、本人から事業主に相談があったにも関わらず改善しなかった。

 

心理的虐待

障害者に対する暴言や拒絶的な対応、差別的言動、その他心理的外傷を与える言動を行うこと

 

具体的なケース:

障害者の社内ルール違反を繰り返し注意したのに改善しなかったため、感情的になり「アホ」などと人格を無視した発言をした。

 

放置等による虐待

障害者を衰弱させるような減食や長時間の放置、上記3つの虐待と同様の行為を放置すること

 

具体的なケース:

障害者に具体的な指示をしないことから円滑な業務が出来ていないにも関わらず、ミスが起こった際に厳しい口調で叱責した。

 

経済的虐待

障害者の財産を不当に処分すること、その他障害者から不当に財産上の利益を得ること

 

具体的なケース:

障害者入社時の約定賃金額が時給換算で地域別最低賃金より約20円下回り、さらに半年後、本人に相談なく地域別最低賃金を約50円下回る変更がされていた。

 

虐待のうち約85%が”経済的虐待”!

虐待が認められた障害者809人のうち最も多いのが経済的虐待で約85%でした。

先述しましたが経済的虐待は、”障害者の財産を不当に処分すること、その他障害者から不当に財産上の利益を得ること”です。

厚生労働省”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”のデータに基づき株式会社JSHがグラフを作成

 

最低賃金額を下回る事態が発覚した場合は、労働基準監督署から最低賃金額との差額を支払うよう是正指導が行われます。

 

“知的障害者”への虐待が最も多く約46%

虐待が認められたケースの中で、最も虐待の人数が多かったのは知的障害者で約46%でした。

厚生労働省”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”のデータに基づき株式会社JSHがグラフを作成

 

令和元年障害者雇用状況の集計結果によると、雇用されている障害者は多い順に、身体障害者 > 知的障害者 > 精神障害者 です。

したがって、発達障害者を除くと、雇用者数多い順の1-3位が、虐待と認められたケースの率で見たときには逆転してしまっている状況です。

 

さらに、障害別にどんな虐待が多いのか見てみましょう。

 

身体的虐待 性的虐待 心理的虐待 放置等による虐待 経済的虐待
身体障害 6 1 13 5 139
知的障害 14 1 20 11 317
精神障害 4 5 22 2 191
発達障害 4 1 7 1 20
その他 0 2 1 0 9

厚生労働省”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”のデータに基づき株式会社JSHが図表を作成

 

先述のように最も多いのは経済的虐待で、その中でも知的障害者の人数が最も多く、次に人数の多い精神障害者より約125名ほど差があります。

 

虐待が最も認められた業種上位3位とは?最も多いのが製造業

虐待が認められた事業所のうち、件数が多かった業種の上位3位は以下の通りです。

1位 製造業

2位 医療、福祉

3位 卸売業、小売業

 

業種全体のデータは以下の通りです。

厚生労働省”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”のデータをもとに、株式会社JSHがグラフを作成。

 

上記データおよびグラフと、障害者の実雇用率が高い業種との関係が気になったため調べてみました。

 

令和元年障害者雇用状況の集計結果における業種別の障害者実雇用率データを引用します。

厚生労働省 ”令和元年度使用者による障害者虐待の状況等”および”令和元年障害者雇用状況の集計結果”のデータをもとに、株式会社JSHがグラフを作成。

(※令和元年の障害者雇用状況の集計結果では、”農業・林業”、”その他”にあてはまる業種がないため上記グラフでは除いています。)

 

虐待と認められた件数の業種別データと障害者実雇用率データを俯瞰して見てみるとやや関係していそうな傾向が見られなくはないものの、業種ごとに見ると数値の動きに規則性が見えないので、単純に障害者雇用率が高い業種だからといって虐待が認められた件数が多いというわけではなさそうです。

 

まとめ

2020年8月28日に厚生労働省からリリースされた、使用者による障害者虐待の状況をもとに障害者雇用における虐待の現状をまとめてきました。

 

 虐待の件数は昨年と比べて減少しているものの、まだまだ数は多いです。

 本記事では以下のようなことがわかりました。

  • 虐待には身体的虐待・性的虐待・心理的虐待・放置等による虐待・経済的虐待の5つある。
  • 虐待のうち約85%が”経済的虐待”
  • “知的障害者”への虐待の届け出が最も多い
  • 虐待が多い業種は、1位 製造業、2位 医療、福祉、3位 卸売業、小売業

 

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