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【障害別に解説】障害者雇用数のカウント方法を徹底解説!障害別の等級や、短時間労働者・重度の場合の違いは?

障害者雇用において知っておくべき障害者雇用数のカウント方法について解説します。

 

解説のあとはどのように計算ができるのか実用的にイメージ頂けるよう、一例をあげて障害者雇用数のカウントシミュレーションも行っています。是非、ご覧ください。

 

 

障害者雇用数算定の対象となる障害者の定義・条件とは

まず、社内の障害者雇用数をカウントするために”障害者の定義”について整理しておきましょう。

 

厚生労働省によると、障害者雇用率制度での障害者の範囲とは以下の通りです。

  • 身体障害者手帳の所有者
  • 療育手帳の所有者 (※ 知的障害者を主に対象とする障害者手帳)
  • 精神障害者保健福祉手帳の所有者

※発達障害者は、療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれか、あるいは両方を取得することが出来ます。

 

上記に当てはまる場合を障害者雇用数の算定対象としています。

 

障害者雇用数の算定対象は以上の通りですが、”障害者雇用に関する助成金”では手帳を持たない”統合失調症、そううつ病(そう病、うつ病含む)、てんかんの方”も対象となりますので覚えておきましょう。

 

また、ハローワークや地域障害者職業センターなどによる支援では、心身の障害があるために長期にわたって職業生活に相当の制限を受けている、又は職業生活を営むことが著しく困難な方も対象となります。

カウント方法は短時間労働者以外が「1」、短時間労働者は「0.5」

企業は、障害者法定雇用率を下回らないように、自社の障害者雇用率を把握する必要があります。

以下の式で障害者雇用率を計算出来ます。

この式で計算する際には”短時間労働者”に注意してカウントしましょう。
基本的に、短時間労働者以外の常用労働者は「1」人、短時間労働者の常用労働者を「0.5」人でカウントします。

短時間労働者以外と短時間労働者の分け方としては、週の所定労働時間が30時間以上かどうかで分けられます。
また現在、週の所定労働時間が20時間未満の労働者はカウントに含まれないため、短時間労働者をカウントするポイントは以下のようになります。

短時間労働者以外の常用労働者・・・週の所定労働時間が30時間以上
短時間労働者の常用労働者・・・週の所定労働時間が20時間以上かつ30時間未満

カウント方法が変化する点として、もうひとつ”重度の障害者”があります。
次はこの重度の障害者について解説します。

 

【障害別】障害の等級・重度のカウントは?

身体障害

身体障害者における重度の定義

身体障害者における重度の定義は、身体障害者程度等級表の1級、2級に当てはまる方を指します。

重度 身体障害者程度等級表の1級、2級
中度 身体障害者程度等級表の3級、4級
軽度 身体障害者程度等級表の5級、6級

身体障害者の重度の割合は4割

2018年の障害者雇用実態調査によると、身体障害者における重度の割合はおよそ4割です。

 

身体障害者のカウント方法

身体障害者の場合のカウント方法は、短時間労働者かそれ以外という分け方と、以下のように重度の場合とそうでない場合で分かれます。

30時間以上 20時間以上30時間未満 20時間未満
重度でない場合 1 0.5
重度の場合 2 1

知的障害

知的障害者の重度の定義

知的障害者の重度の定義は、以下のいずれかの項目にあてはまる場合を指します。

 

  •  療育手帳(愛の手帳等も他名称も含む)で程度が「A」
    • [愛の手帳」の場合は「1度」及び「2度」
  • 児童相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター、精神保健指定医から療育手帳の「A」に相当する判定書をもらっている
  • 障害者職業センターで重度知的障害者と判定された

知的障害者の重度の割合は2割

2018年の障害者雇用実態調査によると、知的障害者における重度の割合はおよそ2割です。

知的障害者のカウント方法

知的障害者の場合のカウント方法は、身体障害者同様に短時間労働者かそれ以外という分け方と、以下のように重度の場合とそうでない場合で分かれます。

 

30時間以上 20時間以上30時間未満 20時間未満
重度でない場合 1 0.5
重度の場合 2 1

 

精神障害

精神障害者の重度の定義

精神障害者雇用においては、身体障害者と知的障害者とは異なり重度障害者の区分がございません。

 

精神障害者のカウント方法

精神障害者では重度の区分がないため、カウント方法は短時間労働者かそれ以外という分け方のみとなります。

 

30時間以上

20時間以上30時間未満 20時間未満
1 0.5

 

ただし、精神障害者の短時間労働者でも以下の2点の両方を満たす方については1人あたり「0.5」人ではなく「1人」とみなします。

 

  • 新規雇入れから3年以内の方 又は 精神障害者保健福祉手帳取得から3年以内の方 
  • 2023年3月31日までに雇い入れられ、精神障害者保健福祉手帳を取得した方

 

従業員数1,000名の企業でシミュレーション!

実際のカウントをイメージするため従業員1,000名の企業でシミュレーションしてみましょう。

この会社は2020年6月時点で障害者を20名雇用しているとします。(障害者以外の従業員が980名)

この企業では、20名の障害者を以下のような内訳で雇用しています。

 

短時間労働者以外の常用労働者 短時間労働者の常用労働者
重度 重度以外 重度 重度以外
身体障害者 1 3 1 0 5
知的障害者 1 3 0 1 5
精神障害者 8 2 10
2 14 1 3 20

 

上記の表を、障害者雇用率制度に則ったカウント数に置き換えると以下のようになります。

 

短期労働者以外の常用労働者 短期労働者
重度 重度以外 重度 重度以外
身体障害者 2 3 1 0 6
知的障害者 2 3 0 0.5 5.5
精神障害者 8 2

(※)

10
4 14 1 2.5 21.5

※ 精神障害者の2名の短時間労働者は両名とも2019年に雇用され、精神障害者保健福祉手帳を取得したとする。(結果、それぞれ短時間労働者でも「1名」でカウントされる。)

合計で21.5名の雇用になりました。

障害者雇用率の計算式を再掲致します。

障害者雇用率 計算

障害者雇用率の計算してみると、21.5 / 996 = 2.15%

(※ ここでは、失業数は0で仮定します。)

惜しくも、今回は障害者法定雇用率の2.2%(2020年6月現在)を超えませんでした。

実際に計算してみると1,000人の企業で20人の障害者を雇用した場合、単純計算で2%ではないことがわかりました。

 

加えて、短時間労働者の雇用でも重度の場合、カウントが0.5ではないことも考慮する必要があります。

障害者雇用率の不足を踏まえると、新規で障害者雇用を進めるほかにも短時間労働者の職場の定着が図れるよう当事者と相談していくなどの方法が考えられるでしょう。

 

障害者雇用数計算表のフォーマットはこちら!

本記事では、障害者雇用の等級別のカウント方法を解説してきましたが、自社でどのようにカウントするか分からない方も多くいらっしゃると思います。

そこで、お役立ち資料として、障害者雇用数計算表のフォーマットをご用意致しました。

障害者雇用数計算表

自社で必要な障害者雇用人数や、現在の雇用率・不足人数がひと目でわかる便利なフォーマットを無料でダウンロード出来ます。

 

「労働者数」と「雇用している障害者の人数」を入力するだけで簡単に計算することが出来ます。是非、ご活用ください。

 

まとめ

障害者雇用数のカウント方法や重度の定義などをまとめました。

障害者雇用数は人数そのままカウントされるわけではないため、障害者雇用数の計算表を活用してしっかりと正しい障害者雇用数を把握しておきましょう!

 

また、障害者雇用数維持のためには雇用後の”定着”に目を向ける必要があります。

こちらでは”定着”のために障害者へどのようなサポート環境が必要なのか、そのヒントとなる情報をまとめた資料がございます。無料でダウンロードできますので、こちらも是非ご覧ください。

障がい者雇用のサポート環境・退職理由 | 障がい者雇用支援サービス コルディアーレ農園

 

株式会社JSHは、農園型の障害者雇用サポートサービス”コルディアーレ農園”を提供しています。都心部の障害者雇用の採用と定着に悩んでいる企業様と、地方の働きたくても就職先が少なく、働くことが出来ない障害者の方々をつなぐサポートを行っています。

 株式会社JSHが採用から定着までワンストップでサポート致します。そして、コルディアーレ農園では、サポートスタッフが業務をサポートし、農園には看護師が常駐しているため日々の体調管理などもしっかりと管理しています!

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